流派はフューチャー流。 今度のレクは日本の伝統工芸、「陶芸」にチャレンジ!
2024.07.31
日々の外国人サポート業務。その中核に「レクリエーション」を置き活動をしている私たちフューチャーストリングス。これまで季節ごとに日本を代表する文化や自然に親しめるイベントを企画したり、フィリピンの人たちが日本に来ても寂しさを感じないように「クリスマスイベント」を行ったり、地域を好きになってもらうためのボランティア活動に勤しんだりさまざまな「アクティビティ」を全力投球で行ってまいりました。
そして、今回。ついに日本の美に迫る、日本の精神世界に迫るレクリエーションを開催。
それは、歴史ある陶芸工房での「陶芸体験」!
舞台は、大分県、別府の奥座敷として名高い湯布院の地。
今回参加したのは、大分市の中心に住むフィリピン人特定技能生二人。
湯布院の豊かな自然に感動し、情緒あるアトリエの雰囲気に萎縮し、
体験ではありますがきびしい陶芸の門をくぐり、晴れて陶芸の徒となりました。
が、彼らが目指す作品の理想像はというと・・・
大好きなごはんをたくさんかき込める「ごはん茶碗」。
とても庶民的な作品ですが、しかし侮るなかれ
ろくろの前に着席し先生からフォームを学び、いざ土を造形するとなると、
さすがは日本を代表する伝統工芸。素人ではなかなか作業がはかどりません!
根気強く造形をまとめ少しずつ進めていく作業はまさに精神修行で、体のフォームを崩さずに作品に打ち込む時間はお寺で座禅をしているかのようでした。
そして、集中、集中、集中。作品に打ち込むこと十数分。
ついに彼らにとって生まれてはじめてつくった「ごはん茶碗」が完成!
少しいびつではありましたが、初めてにしては上出来、上出来と先生からもお誉めの言葉をいただきました。
二人はさすがにぐったりと疲れがでたようでしたが、反面、喜びもひとしおだったようでした。
ところで、余談ですがフィリピンでも中国と貿易をしていた一部の地域では陶器づくりが盛んだったとのこと。
スペイン統治時代にたくさんつくられていたらしいのですが、
現在はその数は減少しているそうです。
その中で「文化」、「芸術」の域にまで昇華させた日本の陶芸は世界的にみてもとても珍しいものなのかも言えるのかもしれませんね。
今月もフューチャーブログに足を運んでいただきありがとうございます!
(写真はろくろを前に集中する特定技能生)
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